１年近く前の夏、青森に住む親族を訪問するため青森に行き、青森観光の最後に、浅虫水族館に行きました。
小さい子供（４才男児）が一緒だったし、10人近くの家族でやる観光としては水族館が最適だったのです。車で来ましたが、駐車場は十分空いていて、しかも無料でした。
浅虫水族館の入場料は大人（高校生以上）で1020円、小・中学生がその半額、乳幼児は無料でした。他の水族館より比較すると安めだと思います。
そのときは夏休み真っ只中の土日だったので少々の混雑はありましたが、それほど人混みのストレスはなく、スムーズに移動することが十分できました。それほど大規模の水族館ではないのですが、十分ボリュームはあるように思えるし、迷子になることもないため、満足できました。
目次
いるかプール
まず見たものは、いるかプールでのバンドウイルカとカマイルカによるイルカパフォーマンスです。ダイナミックなジャンプや、賢さのわかる気の利いた動作を見ることができて、小さい子供がものすごく感激していて、連れてきてよかったと実感しました。
ただ、プールの周りには椅子とかがなく、パフォーマンスのおよそ20分間、ずっと子供を抱えて観覧しなければいけなかったのが、体力的に大変でした。抱えていないと、子供の視界にイルカが入らないからです。１階からではなく、２階から観覧するとよかったかもしれません。
展示生物
次に、展示生物を一通り見てみることにしました。どこの水族館でもさることながら、館内は暗く神秘的な雰囲気でした。水槽はとても大きく、ディスプレイも見応えがあり、夏の暑さを忘れ、まるで海の中にいるような気分になりました。
奇想天外な色彩や形が多いサンゴ礁に生息する魚たちは色とりどりで、まるで南国の海にいるような気になりました。
熱帯地方に生息するアロワナや、レッドテールキャットフィッシュ、ネオンテトラまでいて、種類は豊富で、見ていて飽きが来ませんでした。それぞれの種類の解説もわかりやすくて丁寧な印象でした。
水槽の中では、陸奥湾を再現したトンネル水槽が圧巻でした。ホタテやホヤなどの養殖の状況までもきちんと再現されていて、それは青森の水族館ならではですね。
この水族館では海水を常に汲み上げているらしく、水槽内の海水が全体的に澄んで美しく見えました。
海獣館の動物たち
見ていて楽しいのが海獣館の動物たちでした。ペンギンやゴマフアザラシがこのコーナーにいますが、浅虫水族館のゴマフアザラシは愛嬌がいいらしく、時折手を振ったりサービスしてくれるらしいです。
私が行ったときは会えなかったんですが、当時生後３ヶ月程度の小アザラシの「かぶと」がいるそうです。
タッチコーナーに行くと、ウニやイソギンチャク、ヒトデやヤドカリ、 そしてカニなどの生物、さらにはホタテガイやホヤを触ることができました。
青森でよく食べれる海産物を直に触ることができ、海産物に興味のある大人たちが楽しんでいました。
ギフトショップ
一通り海の生物たちを観たあとは、ギフトショップに立ち寄りました。子供向けのぬいぐるみやおもちゃ、食べ物まで様々あり、買いたいお土産はここでちゃんと入手できました。
カフェとレストラン
最後に子供がお腹をすかせてぐずっていたので、カフェとレストランに行ってみました。カフェ マリンテリアでは「あおい森の牛乳」という青森産の牛乳を使ったソフトクリームが売られていました。
これは浅虫水族館オリジナルらしく、私はチョコマリンを試してみましたが、ミニパフェの感じで、滑らかさのあるアイスクリームが楽しめてよかったです。
レストランにも寄ってみましたが、結局は食べずに水族館を出ました。レストランというより「ここる食堂」という名の食堂だったのですが、外観やメニューが普通すぎてぱっとしなかったからです。
どこででも食べれるようなカレーとかラーメンが用意されていても、観光客としては興味が持てません。
２時間の滞在
残念ながら、今回は２時間までしか滞在できなかったため、くまなくすべてのコーナーを堪能することは難しかったです。別途有料になるらしいですが、タッチコーナーにはいないような動物を直に触れるようなサービスや、エサをあげることができる体験系のサービスがあるそうです。
あとでわかったことですが、この水族館の施設自体はそれほど新しくないようです。でも館内は暗かったし、屋外は掃除が行き渡っていたので、特に気になることはありませんでした。
浅虫水族館は青森県営であることで地域密着なサービスをしていると感じました。そして青森県民の地域性なのか、雰囲気がアットホームな感じがあり、接客サービスに温かみを感じられる水族館でした。
青森市からは少し離れていますし、浅虫水族館の周りには浅虫温泉しかないような立地なのですが、子供の教育や、家族全体で楽しめる青森観光をしたい場合は、この場所がうってつけではないでしょうか。
欲を言えば、青森独自の展示やイベント、そして小さい子供連れでも楽に遊ばせることができるような工夫があれば、なおうれしいです！
