関ケ原の感想!石田三成が凄すぎる

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2019年6月2日の21時から「関ケ原」が放映される予定です。2017年8月26日に公開されました劇場映画です。ネタバレの内容も含まれていますので、ご了承ください。

 

それでは、関ケ原の感想をご紹介します。

 

目次

歴史で少し知っていた関ケ原

もっと歴史の授業を真面目に聞いていたら良かったと思う映画でした。関ヶ原の戦いは、もちろん授業で習いましたが、まさかこれほどまでに複雑だとは思いませんでした。

 

石田三成は、豊臣秀吉に引き取られ、その才覚を伸ばしていったのですが、野心というのはなかったのではないかと思いました。

 

彼は、ひたすらに豊臣秀吉に仕え、豊臣秀吉亡き後も、その信念を貫こうとしたのではないかと思います。

 

天下統一を目指す徳川家康との対峙。関ヶ原に陣をとったのは、石田三成の方が先でした。相手の先を行き、本当なら石田三成に勝利が訪れるはずと誰もが思いました。

 

ですが、ここで大誤算が起きます。小早川秀秋の裏切りです。彼は、徳川家康の怒りを恐れ、突然、徳川につくのです。

石田三成と初芽

こうした人間同士の駆け引きにより時代は動き、天下統一は徳川家康がおさめました。映画の中で、石田三成はこれまでのイメージとは少し違うとも感じました。大河ドラマの中で、あらゆる石田三成を見ましたが、今までの石田三成は、どちらかというと策略家というイメージがありました。

 

この映画の石田三成は、逆に不器用なイメージが強かったと思いました。驚きなのが、石田三成に仕える初芽の登場でした。

 

くのいちである彼女は、ひたすらに義を重んじる石田三成に、次第に心を奪われ、命がけで彼を救おうとします。

 

石田三成もまた、初芽を愛しました。これまでの時代劇映画では、あまり見られなかった関係性ではないかと思うんです。

 

戦が終わったら、世界を見聞する旅に出ようと話す石田三成と、その言葉を聞く初芽の姿に、切なくて、こんなにも優しいシーンはないと思いました。

 

歴史を変える事は、もちろん出来ません。石田三成は捕まり、処刑されてしまいます。処刑場へと向かう途中。馬上の石田三成は初芽を見つけます。

 

言葉を交わす事も出来ない二人の、切ない別れのシーンに涙がこぼれました。

 

長い期間で観たかった

「関ケ原」を見た感想は、もっと長い期間で見たかったという事でした。やはり、出来事をあまりにもギュッと詰め込んだ印象が強くて、あっという間に終わってしまったという感覚でした。

 

「関ケ原」というタイトルから、もちろん、関ケ原の戦いである事は分かっていますが、石田三成がなぜあれほどまでに豊臣秀吉に心酔していたのか、なぜあそこまで義を重んじるのか、また、初芽に対する想いなどを、もっと詳しく見てみたかったと思います。

 

実際に映画を見る前には不安もあったのです。石田三成を演じる岡田准一さんは、大河ドラマ「軍師官兵衛」で、豊臣秀吉の右腕とも言える黒田官兵衛役を好演しました。

 

その時の感想は、これほどまでに黒田官兵衛役が似合う役者さんはいないと思っていたので、「関ケ原」でゴチャゴチャになるのではないかと思っていたんです。

 

その心配は全く必要がありませんでした。岡田准一さんの見事な演技力は、映画を見ている間、石田三成にしか見えませんでした。

 

俳優というのは、様々な役をこなさなくてはいけなくて、とても苦労されていると思うんです。特に、初芽役の有村架純さんは、くのいちという事で、あらゆる苦労をしたのではないかと思います。

 

有村架純純さんの演じる初芽への感想は、とにかく美しく儚いという感想 が強かったです。

くのいちというのは、凛々しいイメージが強いのですが、有村架純さんは、くの一としての強さと、愛する人の為に、ただひたすらに仕え、支えるという印象が強かったです。

 

 

小早川秀秋

この映画の一番のキーパーソンでもある、小早川秀秋の存在です。寸前で、徳川家康につく事を決めた小早川秀秋ですが、彼の心にはずっと石田三成に対して罪悪感を感じていたのだと思います。

 

処刑される事が決まった石田三成に、小早川秀秋が許しを請い願うシーンが、とても印象的でした。

 

石田三成は、その小早川秀秋の姿に、どんな想いを抱いていたのかがとても気になりました。

 

大河ドラマなどで、石田三成が処刑されるという事は分かっていたので、正直、見る前から辛い気持ちでした。ですが、見終わった後、見て良かったと思いました。

 

「関ケ原」を見た感想は、これほどの傑作を短い時間でおさめたのはもったいなかったかなという事だけが少し不満ではありましたが、全てにおいてバランスが良い作品であったという事です。

素晴らしいキャスト

キャストは、人気も実力もある俳優陣で固められ、演出も、観る人を飽きさせない、スピーディーな展開で、気がつくと、あっという間に終わってしまったという印象でした。

 

最近の邦画では、再び時代劇に脚光が浴びています。それは、やはり日本人にとって、大切な愛や義が詰まっているかという事を、本能的に感じるからかもしれません。

 

この映画は、これからも邦画の歴史の中で輝く存在であると思います。この映画を見終わった後、もう一度、歴史を学んでみようと思うようになりました。その奥深さを改めて教えてくれた作品です。

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