エージェント・マロリーが2019年6月3日にテレビ東京で放映される予定です。それに先駆けてエージェント・マロリーを観た感想をご紹介します。
ネタバレの内容も含まれていますので、ご注意くださいね。
もし、エージェント・マロリーの映画を見逃した場合、こちらで現在は観れますので参考にしてください。
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それでは、「エージェント・マロリー」の映画を過去に鑑賞した感想を述べようと思います。
目次
女スパイもの
そもそも、なぜこの映画を観ようとしたのかについてお話しておくと、私は女スパイものの作品が大好物だからです。
「ドミノ」、「ニキータ」、「ハンナ」、「ソルト」など女性がかっこいい映画をしらみつぶしに見ていました。
一時期は、女スパイに本気でなりたくてネットで調べまくっていました。
そのような趣味がありまして、この「エージェント・マロリー」も自然な流れで手に取ることになりました。
凄腕女スパイ、マロリーのもとに元彼ケネスが仕事の依頼をすることで物語が動き出す本作品。仕事で相棒として組むことになったもう一人のエージェント、ポールに襲撃されけどぶっ倒すマロリー。
どうやら依頼主の元彼が関与している模様。人間不信になりそうです。ただ、今までのスパイ映画に比べるとアクションがリアルで見ごたえがあります。
本物の総合格闘家
女スパイのアクションといえば、視覚的にかっこよくセクシーでスタイリッシュなものが多かったと思うのですが、「エージェント・マロリー」に関して言えば、後で調べて気づいたのですが女優さんでなく、本物の総合格闘家のジーナ・カラーノを主演に抜擢しているので戦い方がリアルで迫力があります。
あんまりきれいな女優さんじゃないな~と思って観てはいたんですが、あの迫力のアクションが観れるのであれば極々些細なこと、というのが私個人の感想です。
元彼ケネス
ポールは仕事としてマロリーを殺そうとしていたんですが、その依頼主が元彼とかまたもや人間不信です。
ポールをぶっ倒したはいいものの、次は警察に追われ波乱の展開が続いたのですが、全ての計画がおかしく動いている根源が元彼ケネスの仕業でした。
全ての罪をマロリーに被せる計画でいたのです。スパイという職業柄、誰も信用できない世界であることは重々承知していたんですが、かつて愛した人に裏切られるって女としてはやっぱりつらいです、切ないです。
ただアクションシーンが豪快なので、そんな感情は薄れたのですが。ただ、個人的な感想としては、ピンチな時に出会った青年やマロリーを助けようとして殺されたアーロンなどを通して、汚い大人ばかりの映画で構成されていないところが、バランスが取れてて良いな~と感じました。
いくら裏切りの世界の話だとしても、裏切られてばかりだとみてるこっちも心がしんどくなりますしね。
ただ、アーロンが殺されたことは悲しかった。汚い世界の中で数少ない味方でいてくれた恋愛対象。
知らない俳優だったんですが、かっこよかったです。それだけに、女スパイのさだめだとわかっていても、見ていて切なくなりました。
元彼ケネスの動機
話は変わって、元彼ケネスの動機に私は聞いて呆れました。経営の危ない会社を立て直すため、退社しようとしているマロリーを殺そうとするなんて、どう考えても自分の経営手腕が足りないだけなのに、どうしてそうなるとあきれ返りました。
逆恨み以外の何ものでもないし、ケツの穴の小さい男だなと腹が立ちました。こんな奴が元彼とかマロリー大丈夫か?とか変な方向に考えが大きくなりましたが、ただ、ケネスも利用された側なので何とも言えませんね。
ユアン・マクレガーは個人的に大好きな俳優なのであまり悪く言いたくもないのですが。それにしたって、頭がいいとは思いませんでしたけどね。
マロリーがぼっこぼこの瀕死状態にしたうえ、見捨ててくれたのでスッキリはしたんですけど、もうちょっと懲らしめてやってもよかったんじゃないかなと個人的には思いました。
だって、全てのきっかけはこいつですよ?こいつが私利私欲に走らないまともな人間であれば、こんなことにもならなかったのですから。
これまた、全ての黒幕だった奴は一人逃亡しマヨルカ島で新しい人生を始めていたんですが、呑気に祝杯気分に浸っていた奴の前に復讐を誓った凄腕エージェント・マロリーが登場するシーンは何度見ても爽快ですね。
アントニア・バンデラス
アントニア・バンデラスは本当に悪役がお似合いの顔つきをしていらっしゃるので、どうなろうと可哀想だと感じることはみじんもなかったです。
復讐ってやっぱり気持ちいですよね!!「復讐は負の連鎖を生むだけだ」なんてどっかの名言にありますけど、そんなのきれいごとですよ!守るべきものの為に復讐する人たちもたくさんいるんですから!
ずる賢い悪い男に決して屈しない強い女性像を見させてもらいました。ざまあみろ!って叫びたくなりました。
全体の感想
全体の感想といたしましては、この「エージェント・マロリー」という映画、私が今まで見てきた数ある女エージェントを主役にした映画とは一線を画した映画であるというのが素直な感想です。
スタイリッシュな美しくかっこいい女性やアクションが見たい方はちょっと違うと感じるかもしれません。本作は泥臭く、血まみれになりながら戦う主人公の姿を描いた斬新な作品だったと思います。
ストーリーも王道のスパイものに比べればやや暗いと思いましたが、それはそれでリアリティがあって引き込まれましたし、最後の復讐展開は非常にスカッとできたのでストレスがたまっている人にぜひ観てほしい作品です。
もし、エージェント・マロリーの映画を見逃した場合、こちらで現在は観れますので参考にしてください。
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