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「西郷どん」のこの回の中の2番目の奥さんを貰うシーンでは、とぅまは自分が将来一人になることを覚悟しての結婚だったので、素直に喜ぶことはできませんでした。

 

吉之助は名前を菊池源吾として、奄美大島で生きることを決意していますが、人生は自分が思うようにはいかないことの方が多いものです。

 

吉之助は菊池源吾ではなく、西郷吉之助として復活をしなければいけない運命にあるのだと思います。しかし、たとえ将来に二人の別れがあったとしても、この時の愛は本物だったのだと思います。

 

廃人のようになっていた吉之助を救ってくれたのはとぅまですし、吉之助もとぅまや家族を救いだしました。奄美大島の大自然の中で暮らしていくことに慣れて行きますが、同時に心身の回復もしていき、本来自分がやるべき使命のようなものに気が付いていくのではないかと思います。

 

義理人情が厚く、他人の悩みも自分のことのように親身になって考え、悩み、そして時には泣いている吉之助の性格は、いわゆる良い人の象徴のような人だと思いました。

 

しかし、同時にその優しすぎる性格が逆に相手を苦しめることになるのかもしれません。

ですが、それが吉之助の本来の性格ですし、その性格のおかげでたくさんの味方を作ってきたのも事実です。

 

もし、感情のない理性だけで判断するような人だったら、ここまで多くの人に愛されることはなかったのかもしれません。

 

何処へ行っても一般庶民は貧しい生活を強いられています。吉之助の実家もそうですし、奄美大島での生活も同じだと思いました。

 

この貧富の差が今の時代にも通じているような気がします。しかし、どのような境遇に生まれたとしても、歴史に名を残すような人物がいます。

 

奄美大島が今までドラマで取り上げられるのを観たことがなかったので、今回初めてその歴史を一部垣間見ることができたような気がします。

 

今では当たり前のように食べている黒糖ですが、先人のたくさんの苦労の末に今の農業や産業があるのだと思いました。また、奄美大島の住民の役をやっている俳優さんたちも、すっかりその土地の人のような印象を受けます。

 

自然豊かで住みやすそうな地域なので、機会があれば、一度奄美大島を訪れてみたいと思っています。しばらく菊池源吾(吉之助)と愛加那(とぅま)の愛情溢れる生活ぶりが見られるのかもしれません。

 

島の人たちはかなりインスピレーションが豊かなのか、未来のことを予言する発言が結構あるので、やはり済む場所によって、見えないものが良く見えてくるのだと思いました。

 

未来を予言できても、それを変えることはできないのかもしれません。しかし、いつでも今を楽しむことを忘れないことを、とぅまに教わったような気がします。

 

次回も「西郷どん」を楽しみに観たいと思います。

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