西園寺の名推理の第7話の感想

アフィリエイト広告を利用しています

八千草薫さん演じる伊集院百合子を主人として忠誠を誓う執事西園寺を上川隆也さんが演じ、この二入が毎回殺人事件に遭遇するたびに、刑事を差し置いて執事が事件を解決に導くドラマが展開されます。

 

今回の第7話では、犯行の現場検証に執事を見かけないことで、丸山刑事が「アイツは ?」と尋ねるほどの存在となっています。腕に犬の噛み跡のある遺体とその傍らにラブラドール犬がいたことから、容疑はこの犬にかかることになり、伊集院家とは今回関わりがないと思われたのですが、この犬は伊集院家が所有していることが判明し、執事西園寺が登場します。

 

これまでのストーリーとは違い、濡れ衣をかけられた伊集院家の犬を救うために西園寺が動きだします。執事西園寺は、現場の確認から、噛みついた犬の訓練をしていた訓練所を訪れ、さまざまな状況をひとつひとつ確認していきます。

 

死体検案書を丸山刑事から見せてもらい、そこから西園寺の名推理が始まります。第7話での死体検案書を見た段階で、今回の事件の犯人が犬ではなく、別にいることを推察していたと思われます。

ドラマの終盤に見せる西園寺の名推理による謎解きでも、感情の高まりも見せず、淡々と犯人を追い込む上川さんの演技の一貫性には面白さすら感じます。第7話でも、西園寺の名推理により真犯人が判明します。

 

このドラマでの結末には、犯人に対する怒りを感じつつも、その周囲の人が救われるものが用意されている印象を持てます。第7話では、容疑をかけられた言葉を話せない犬を真摯に受け止める西園寺の姿が紳士的で、滑稽にも見え、面白かったと思います。

 

執事西園寺の執事西園寺役の上川さんの立ち居振る舞いに、人に対するものと犬に対するものが同一に行われる演技も、独特の世界観を表現されています。このドラマでの執事西園寺の過去や人となりには、不可解なものも多く、今回丸山刑事がそこを探り始め、伊集院家の双子の兄が登場します。

 

伊集院百合子の亡き夫である光弥とそっくりな兄の佑一郎の登場が、前回執事の西園寺と接触していた大川代議士との関係性も謎を深めていき、今後の展開に影響を与えそうです。

 

このドラマの設定に登場する奥様と執事という関係を現実に見たことはないものの、本当の金持ちの世界ではこういった関係性もあるのかと思わせるものの、現実の社会環境から想像すると滑稽にも思える不思議な世界観だと思いながら、ドラマの世界にハマって見終わった時にホッとしています。

 

おすすめの記事