「西郷どん」第21話はかなり辛い話になりそうです。愛加那との間に子供もでき、普通ならばさらに幸せな家庭を築いていくはずなのに、このタイミングで別れなければならないというのは、とても切なくて辛いことだったと思います。
しかし、愛加那はいずれ別れる日が来ることを知っていながらも、吉之助と結婚しましたが、おそらくこれは運命で、全てのことは承知済みで、それに逆らうことはできなかったのだと思います。
運命だと知ってはいても、やはり人の心はそう簡単に割り切れるものではありません。今の世の中は離婚率も高くなり、愛情がなくなって別れてしまう人も増えました。
しかし、愛情があっても別れなければいけないこともあるのだと、改めて感じ、この時代ならではの出来事だったのかもしれないと思いました。
太平洋戦争で外国人と結婚しても、故郷へ戻らなければなくなり、辛い別れをした人もたくさんいると聞いています。今回の「西郷どん」第21話のストーリーを見て、そのこと少し思い出してしまいました。
どんなに愛情が深くても、一生一緒にいることができないのはとても辛いことです。しかし、このような現実は実はかなりたくさんあるのかもしれません。
私は吉之助は生涯に3回結婚をしていますが、最初の2回は恋愛のような気がしました。
1回目はお見合いなので恋愛とも言えないのかも知れませんが、本当の愛を知る前段階の淡い恋のようなものだったのかもしれません。
吉之助は愛情深い人ですが、それが時には誰かを苦しめてしまうのかもしれません。生まれ持った性格なので仕方がないのですが、そのような愛情深い人格に育ったのも、生まれ育った環境が大きく影響しているのかもしれません。
もし、現代も吉之助のような人がたくさんいたら、世の中はかなり変わっていくのかもしれません。それでも恋愛や結婚においては、その深い人情が女性にとっては辛い思い出に変わってしまうかもしれません。
吉之助はいわゆる良い人なのだと思いますが、その度をかなり越してしまっていたのだと思います。吉之助の裏の顔がまだ良く分かりませんが、いつも良い人ばかりではいられなかったのだろうと思います。
今後、愛加那は一人で2人の子供を育てていくことになるのでしょう。吉之助は薩摩に帰ってしまいますが、愛加那はかなりしっかりした強い女性なので、立派に2人の子供を育て上げると思います。
私は個人的感情移入をしてしまうところもあり、それもこのドラマの醍醐味なのかもしれません。これからも楽しみに「西郷どん」第21話を観て行きたいと思っています。