南紀(那智)勝浦温泉のホテル浦島と「忘帰洞」 の体験談

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目次

世界遺産の熊野三山の起点、南紀勝浦温泉

 

先ず、忘帰洞、玄武洞などと普通にこの言葉を聞いた場合、どこかの有名な洞窟か鍾乳洞のようなイメージが有るでしょう。

 

しかし、此方の忘帰洞や玄武洞というのは洞窟風呂の温泉の名前なんです、其れは和歌山県の那智勝浦温泉に有る、或るホテルの中にある洞窟風呂のことです。

 

此の那智勝浦は世界遺産の熊野三山などの玄関口でもあり、和歌山県の南紀地方の観光の拠点にもなっているところです。

 

特に熊野の世界遺産などを訪れるときは此の那智勝浦が起点にもなっているのです。那智勝浦温泉の大規模ホテルと言われている「ホテル浦島」の温泉浴場の一つに「忘帰洞」、其れに「玄武洞」などの海に突き出たような洞窟風呂が有るのです。

 

私達は既に、数年前のことになりますが退職を機会に、和歌山県の南部地域と、此方の世界遺産熊野三山を1週間ぐらいにかけて参拝旅行をしたときに此のホテル浦島に二泊の連泊をしましたので、それらの様子を有名な忘帰洞とともに記載したいと思います。

 

そして、皆さんの旅の参考にしていただければ幸いです。

 

南紀勝浦温泉と「ホテル浦島」

 

既に数年前になりますが、私達は南紀白浜空港からレンタカーを拝借して、和歌山県の海岸沿いの南紀地方といわれる観光をしながら待望の南紀勝浦温泉(那智勝浦とも言うらしいが)に到着しました。 勝浦の漁港といえばカツオの水揚げが日本一とも言われるところで、其の近くのホテルの駐車場に車を止めて、専用のホテルの送迎バスでホテル浦島へ参ります。

 

此のあたりは、太平洋に面した南紀海岸の景勝地でもあり、「紀州の松島」とも言われるところです。此の地は温泉地としても有名で、周辺には既に大きな観光ホテルが数多くあり海上に浮かんでいるものもあります。

聞くところ、此方の温泉は南紀白浜の歴史の有る温泉場に比べて、湧き出したのは比較的新しいようで、温泉の性質も良く湧き出す源泉の量も多いと言われています。

 

そういえば源泉として各ホテルや旅館が自分で源泉を持っているのが100軒を超えるともされています。 其の中でも特に大規模なのが狼煙半島(狼煙山半島・・?)全域に広がっているホテル浦島だそうです。

中でも有名なのがホテル内の温泉浴槽で「忘帰洞」で、何でも紀州の徳川家の殿様が入浴したときに、其の温泉浴場の見事さに「いやあ、実に帰るのを忘れるほどの見事さである」と嘆息したと言われています。

 

その駐車場はホテルよりもチョット離れて、送迎するのはそのためなのですが、実はまだ有って、送迎バスから更に送迎の専用船に乗り換えて、やっとのことで、ホテルの玄関先へ到着なのです。 実はこちらのホテルというのは半島にあって、海からしか行けない作りになっているのです。

 

また、ホテル浦島は、部屋そのものが幾つもの階級というかプランに分かれているようで、本館となぎさ・日昇館、それに山の上の山上館の三つに分かれていて、其々の部屋ごとの料金が異なるということです。我らは普通客の一員なので並のブランドである本館に宿泊したのでしたが。

 

南紀勝浦温泉のホテル浦島と「忘帰洞」

 

そして私達は先ず、名物の温泉浴場に向うことにしたのです。 因みに、筆者たちは温泉旅館に宿泊したときは1泊で3回の温泉を入浴に楽しむことにしているのです。 先ず、到着したら疲れ落としに浸かります、その後は就寝前と次の朝の目覚めに入浴することにしているのです。先ず向かうところは何といっても洞窟温泉の忘帰洞と玄武洞であります。

 

忘帰洞といえば、此のホテルの観光PRにも記載してあるとおり、ホテルの看板、イメージとして定着し宣伝効果としても抜群の効果を発揮しているのです。 和歌山の紀州公が大いに賞め讃えた理由は、お湯の良さは勿論、忘帰洞という自然を利用した巨大な洞窟のド中に天然の温泉が湧き出し、そして満たされているということなのです。

 

仕切りの板戸を開いて浴槽に向かうと、そこは既に巨大な洞窟のトンネルのような形で、物音も響いてくるのがわかります。 そこには大きな浴槽が何箇所も造られていて、そここには洗い場も有り、片方は洒落た造りのコンクリートの塀で仕切られていて、其のお隣は女性用なのでしょう。最奥部を見て其の様子に更に驚嘆するのです。何と、洞窟の向こうの外部は海岸の波打ち際白い飛沫が打ち寄せる度に、”ザブーーン、ザブン、ザザザザッザブン”と打ち寄せているのである。思わず「おおっっ、 おっ」と思わず溜息と歓声をあげるほどだ。

 

思えば今日あたりはチョットしたシケなのだろうか、物凄い、荒波が岩肌にブチ当たってきて飛沫が洞窟内の浴槽にまで飛び込んでくるのです。

何ともすごい迫力であったが、それでも気がつくと洞窟の外は一段高くはなっていて安全のために鉄の囲いが施してあるのだが、荒波は其処を乗り越えてシブキがザーッと飛び込んでくるのです。

 

実に何とも凄い自然の造形と海の迫力を感じた次第でした。

 

「忘帰洞」、それは太平洋の熊野灘という荒い風や波の作用や侵食によって出来上がった自然の造形でしょう。何でも其の規模は間口が 25m、奥行きが50m、そして高さが15mにもたっするという巨大さなのです。其処が温泉の吹き出し場になっているという、真にその名に相応しい自然の美景であり、さらに偶然の奇景と言われる由縁なのである。

 

 

 

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