健康で文化的な最低限度の生活・第8話の感想

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アルコール依存症

健康で文化的な最低限度の生活」第8話は、ケースワーカー2年目となった義経えみるがアルコール依存症の利用者と向き合う内容だった。

 

ドラマの前半では、えみるの利用者がアルコール依存症であることに全く気が付かない様子や、アルコール依存症の疑いが指摘されたときにも重く受け止めていない様子に少々苛立ちを感じましたが、人生経験の少ない主人公らしい表現なのだと思いました。

 

看護師の「このままでは死にますよ」の一言によりアルコール依存症について学ぶ姿は、ケースワーカー2年目でも仕事慣れせずに成長し続けていている様子が好印象です。

患者への偏見

えみるの行動を通して、アルコール依存症の人が生活を立て直そうと努力する姿が分かりやすく表現されていたことで、私自身が持っていたアルコール依存症患者への偏見のようなものが薄れました。

 

利用者の男性は強面で、言葉遣いが乱暴でした。酒に酔っている男性の部屋に一人で訪問している姿に怖さを感じて見ていました。ドラマ中盤で同僚と共に訪問したことに利用者が激怒する場面から、2つのことを感じました。

 

一つ目は、利用者がアルコール依存症という診断を受け入れられずにいて、他者からの評価を気にして苦しんでいるのかもしれないということ。

 

二つ目は、アルコール依存症の怖さ(禁断症状など)を知っている人は、接する時に警戒するのだということです。

 

えみるは、そうしたことを気にしていない様子なので、今後危険な目に合うのではないかと心配になります。

病名で判断しない

しかし、利用者を病名により判断せず、目の前にいる利用者が”健康で文化的な最低限度の生活”を送れるようにすることだけを考えて行動できるから、自暴自棄になった利用者が立ち直るための第一歩を歩みだせるのだと思いました。

 

このドラマは、どのような人が生活保護を必要としているのか、どのような方法で受給しているのかが分かりやすく描かれており勉強になります。そして、毎週楽しみにしているのは食事のシーンです。

 

同期と昼食を食べるシーンでは仕事の悩みを共有する姿に努力を感じます。えみるが通う定食屋のシーンはほっこりします。第8話では、自分へのご褒美と称してトンカツが山盛りになっていました。

食欲をそそるシーン

毎回、とても美味しそうに食べるので食欲がそそられてしまい、トンカツを作る回数が増えています。今回は、アルコール依存症の利用者を担当したことのある先輩とプリンを食べたシーンが面白かったです。

 

えみるを支えたいと思う上司と指導係がオドオドしている姿も面白かったのですが、自分の担当した利用者が亡くなってしまったという内容からのアドバイスにより暗くなった雰囲気のなか席を離れる先輩が「冷めないうちに食べて」というセリフが面白かったです。

 

「健康で文化的な最低限度の生活」を見逃したり、最初から楽しみたい方はこちらも確認してください。

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