「西郷どん」第34話を見て

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歴史について

慶喜さまが将軍になったと思ったら、あっという間に大政奉還と、そのスピードに少々驚かされた第34話でした。

 

「西郷どん」は西郷隆盛の物語なので、いたしかたないかもしれませんが、これまでも結構大きな事件が淡々と描かれていたことがありました。桜田門外の変や生麦事件がそうだったと思います。

 

歴史上大きな事件はもう少し丁寧に描いてもいいのではないかと思います。子どももきっと見ている大河ドラマなので、子どもが歴史に興味を持てるようなものであって欲しいと思うからです。

小栗旬の龍馬

西郷さん役の鈴木亮平さんは、当初は西郷さんにしては線が細いような気がしていたのですが、だんだんと貫録が出て来て、今はこの方以外での「西郷どん」はあり得なかったのではないかとすら思います。

 

また今年の大河のキャスト発表の際には隠されていた坂本龍馬を、どなたが演じるのかととても興味津々でした。

 

過去の大河で福山雅治さんによる「龍馬伝」、これがかなり評判になりましたし、当たり役で素晴らしくよかったので、しばらくはどなたが演じても物足りなく感じるのではと思っていましたが、小栗旬さんの龍馬も期待以上でした。背も高い方だし迫力があります。

 

第34話で少々疑問だったのは、勝海舟と岩倉具視はこんなふうに親しかったのだろうか?ということです。大河では時折、史実とは違った人間関係が描かれることがありますが、できるだけ史実に忠実であってほしいと思うものの、脚本家さんの解釈であり、それを楽しむほうがいいのかもしれません。

キャスティングの面白さ

それにしても岩倉具視さんを演じている笑福亭鶴瓶さんは、鶴瓶さんそのままとでも言いますか、岩倉具視らしくなく、失礼ながらこれではいただけません。もう少し役作りをしてほしいと思いました。

 

最近ある本で読んだのですが、近藤春奈さん演じるお虎さんは実在した方だそうですね。てっきりドラマを面白くするためのフィクションかと思っていました。

 

しかも西郷さんとただならぬ関係だったとか。当時幕末の志士たちの中には、事情通の仲居さんと通じることで情報を得ようとする方も少なくなかったともありましたが、どうも西郷さんにはそれはイメージとして合わず、だからこんなふうに笑えるようなシーンにしたのかもしれないと思います。

 

一方でふきどんは実在した人物なのかどうか、とても気になります。慶喜に囲われていながらとても重要なことを西郷に伝えることがあり、こういう方が本当にいたのだろうかと興味があります。

次週はどんどん西郷が戦の鬼となっていくようで、その様がとても楽しみです。

 

「西郷どん」を見逃したり、最初から楽しみたい方はこちらも参考にしてください。

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