朝ドラ「おひさま」の評価と感想

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私は朝ドラ「おひさま」のなかで最も印象に残っている感想は、安曇野の素晴しい自然です。そば畑が一面に広がり、白い小さな可愛らしい花が咲いている印象が強く残っています。

 

ドラマ「おひさま」は太平洋戦争の前後の話ですが、それと合わせて現代から物語が始まるのも評価できる構成だという感想を持っています。

 

東京に住んでいる主婦の原口房子は、家族とのコミュニケーションが上手くいかずに、ストレスを溜めていましたが、安曇野で主人公の陽子に出会うことで、少しずつ考え方を変えていきました。

 

目次

印象的な言葉

ドラマ「おひさま」の中では、「陽子の陽は太陽の陽」というキャッチフレーズのような言葉が印象に残っています。

 

陽子の夫は出生直前に陽子と結婚します。陽子は夫と知り合う前から、その母親と知り合いになっていました。なので、お見合い結婚でしたが、比較的すんなり話しがまとまったように思えました。

 

中には義理の母親とはウマが合わなくて、上手くいかないケースもあります。しかし、陽子の場合はそういう心配はなかったように思います。陽子の嫁ぎ先は蕎麦屋でしたが、義母は婿取りだったことで、あの時代にしては女性の立場が強かったように思いました。

 

義理の両親との生活

また、陽子もすぐに夫が出征してしまったこともあり、新婚生活はほとんどなく、義理の両親との生活から始まったような感じでした。

 

陽子は子供時代に亡くなった母親の意志もあり、小学校の教師になりましたが、時代は戦争中だったこともあり、いろいろと大変な状況でした。

 

教師という職業は昔から女性も活躍していたと思いますが、それでも比率から言うと、かなり少なかったようです。

 

学校に女性教師はかなり少なく、男性教師からの圧力が強かったので、苦労したのではないかと思いました。

 

戦後、陽子の夫は無事に生還しますが、残念ながら陽子の上の兄は戦死してしまいます。陽子は母親だけではなく、兄も亡くしてしまい、本当に辛かったと思いました。

 

女学校時代の親友

陽子は太陽のように明るくて前向きな性格だったこともあり、私の感想としては、彼女は安曇野の人たちにかなり可愛がられていたと思いました。女学校時代では生涯の親友となる2人の女性に出会います。

 

彼女たちとはその後も交流が続き、現代版でそれぞれが高齢になっても登場しました。陽子も快活な女性でしたが、それ以上に活発だったのが育子でした。

 

育子は後に陽子の次兄と結婚したようですが、その自由な性格は変わらないようでした。

陽子のもう一人の親友の真知子の初恋相手は陽子の上の兄でした。

 

しかし、真知子は資産家で許婚がいたようです。陽子の上の兄も、許婚も戦死してしまうという悲しい運命でしたが、その後、彼女は職場結婚をしたようです。

 

それぞれ戦争という暗い時代に青春時代を送りましたが、前向きに生きていったことがとても印象的に残りました。私が感じた感想としては、貧しくても安曇野の美しい自然があったからこそ、陽子たちは前を向いて進めたのかもしれません。

 

 

陽子の夫は終戦後、陶芸に没頭します。そのため、実家の蕎麦屋は陽子に任せているような状態で、時々帰ってくる程度になってしまいました。

 

現代では蕎麦屋だけではなく、雑貨屋のようになっていました。陽子は最初、夫が陶芸に打ち込んでいるのが気になるようでしたが、彼の意見を尊重して最後は許しています。

 

現代の陽子

現代の陽子は高齢になっていますが、自分の今までの人生を東京から度々やってくる原口房子に語っています。おひさまのように、陽子の明るい性格は年齢を重ねても全く変わっていませんでした。

 

その明るさに房子も影響を受け、彼女も明るくなっていったように思いました。

 

ドラマ「おひさま」の全体的な評価としては、主題歌も素敵でしたし、戦前戦後の苦しい時代の話というよりも、自然豊かな情景のイメージの方が勝っている素敵なドラマだったと思います。

 

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